人身傷害補償保険と自損事故保険について

人身傷害補償保険

「あれは、また別だ。人身御害補償保険と言うのだろ? 車を運転していて事故に遭って怪我をしたら、その実損害を満額補償するというものなんだ」
「どういうことだ」
「つまりだよ。車を運転していて怪我をしたら、治療費とか、仕事が出来なくて収入がなくなったとか、いろいろな損害が出てくる。被害者であれば、加害者から賠償してもらえるが、それも過失があれば相殺されることになる。加害者だと、もし、自分も怪我をしても、誰からも賠償してもらえない。ところが、この自動車保険だと、加害者も被害者も、それぞれが契約する保険会社が、その実損害を過失相殺なしで補償してくれる、ということだ」
「なるほど。それで、自分のための自動車保険、ということになる」
「言うなれば、それまでなかった、新しいタイプの補償形式ということだな。これと従来の保険とを組み合わせれば、新しい安心が得られる、というわけだ。もっとも、保険金の査定が必ずしも満足出来るものかという問題はあるがね」
「そりゃあ、どの保険でもあることだよ。…とすると、他の自分のための保険というのは、どういうことになる?」

自損事故保険

「そうだなあ。例えば自損事故保険というのは、相手のいない単独事故とか、相手がいてもこちらに100%の過失がある場合の保険ということになるな。電柱に衝突した、崖から落ちた、居眠りしていて、センターラインを越えて対向車に衝突した、なんていう場合だ。要するに、自賠責からも任意からも賠償してもらえない、ということだ。もっとも、人身だけのことで車の損害は駄目だよ。それは、車両保険だ」
「それで、どんな補償をしてもらえる?」
「医療保険金、後遺傷害保険金、介護費用保険金、死亡保険金というところだ」
「いろいろあるんだな。金額は?」
「そうだな。怪我の場合は治療実日数によるよ。通院だったら一日4000円、入院だったら6000円だ。ただし100万円で頭打ちだ。後遺傷害は50万から1500万円だ。勿論、障害の認定が要るよ。介護は障害の等級によって200万から350万円というところか。介護の必要が認められればの話だが。死亡は1500万円になってるよ」
「少ないもんだな」
「自分の責任で起こした事故なんだから、しょうがないだろ」

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